どうもこんにちは。今回はYOBYBO ZIP20をご提供いただいてのレビューとなります
- クラウドファンディングで資金調達率2000%を達成した話題のデザイン重視フルワイヤレスイヤホン
- 実際に聴いてみて
- 所有感を満たしてくれる「こだわり」が感じられるイヤホン
- 惜しいところ
- まとめ 音質とデザインの両方をとりたい方におすすめのTWSイヤホン
クラウドファンディングで資金調達率2000%を達成した話題のデザイン重視フルワイヤレスイヤホン
近年ではイヤホンやヘッドホンで対応機が増える中、様々なメーカーから様々なアプローチで多種多様なものが登場しています。そんな中、中国 深センに本社をおくYOBYBOから「デザイン面」に重きを置いた商品としてこのZIP20は発売された。YOBYBOは日本での知名度はまだ少ないが、Red Dotデザインイヤーブックで過去に受賞歴もある非常にデザイン性の富んだ商品ラインナップが特徴です。
本体はカナル型と呼ばれるもの。TWSとしては珍しい金属筐体の充電ケースとなる。
付属品には充電ケーブルと取り扱い説明書とシンプル。
このZIP20はダイナミックドライバを搭載しており、ドライバには複合素材を使用しています。コーデックとしてはAACに加えてapt-Xにも対応しており、サウンドにも力が入ってるなと感じます。
過去の実績などからもクラウドファンディングでは順調な滑り出しを見せ、最終的には合計で当初予定の20倍もの資金調達に成功したプロダクトとなっています。
【公式】高級感溢れる大人のワイヤレスイヤホン「ZIP20」yobybo-japan.com
実際に聴いてみて
今回はapt-X対応のSONY Xperiaを使用してのレビューとなります。
試聴曲はこちら
アイドルマスターミリオンライブより
Harmony 4 You
一部の方には親の声より聴いたとも言われたミリシタ4周年楽曲です。
先行配信されてるフルバージョンは心にしみますねぇ。
シンエヴァンゲリオン:劇場版より
One Last Kiss/宇多田ヒカル
同作のテーマソングとして起用されたナンバー
街中で聴いたりした方も多いと思われる一曲です。
興行収入100億円達成おめでとうございます。
TVアニメ マクロスΔより
GIRAFFE BLUES〜Kaname Solo Requiem〜
GIRAFFE BLUESのカナメ・バッカニア(CV:安野希世乃さん)ソロバージョンでもあり、通常のものとは異なるリアレンジのされたナンバー。
「愛しい人を想う」そんな切ない思いを歌い上げる情景に心揺さぶられるものです。
スロウリグレット/田所あずさ
このブログではおなじみ。いつものです。
正直聴いた感想のは低域が気持ちいいTWSだなと。正直、デザイン重視と伺ってたので肝心の音は..と思ってた節はありましたが、そんなことは無く市場に出てる同価格のものよりはサウンドクオリティは高いのかなと感じました。
サウンドとしては現代風の弱ドンシャリと言うのが特徴と言えるだろう。全体的にやや音が固めという印象は感じたが、慣らし次第で変わってゆくだろう。女性ボーカルの抜けの悪さ等もなく、シャリつきも少ない点は評価できる。モニター調という評価もできなくはないが、音そのものに大きな癖は無い印象だ。
One Last Kissやスロウリグレットのような楽曲だと低域の音圧がグッと入り、ボーカルや高域も過度に主張しない程度に奏でてくれる。こう言う曲との相性は比較的良いと感じました。
ただ、GIRAFFE BLUSEではややボーカル成分がやや乾いて聴こえたのは惜しいところかなと。このような曲の場合はいわゆるウォーム系の機種のほうが相性がいいこともあり、好みが分かれるところだ。価格を考えればかなりクオリティは高いといえるだろう。
もちろん、SBC/AACコーデックにも対応してるので国内でも販売される多くのAndroidスマートフォンやiPhoneでも利用可能だ。
また、内蔵チップにはQualcomm QCC3040を搭載。Qualcomm TureWireless Mirroringなどにも対応したチップセットだ。主に音切れしにくい接続方式となっており、これはイヤホン側で行われる処理のため接続デバイスを選ばない利点があります。
今回使ってみて音切れすることはほとんどなく、非常に安定して通信できていることがうかがえます。
所有感を満たしてくれる「こだわり」が感じられるイヤホン
主に音質面をメインに話していきましたが、ここではデザインや操作性などを
ZIP20ではTWSとしては珍しい金属ボディの充電ケースに本体が収められている。
艶消しの加工もあって非常にシックな感じの仕上がりとなっている。
実は多くの場所でジッポライターというワードが出てきており、このライターを意識したと語られている。筆者自体は愛煙家ではないので、なかなかライターを使う機会は少ないのだが、親戚の方で愛用される方がいて、普通のライターとは違う高級感や「ふたを開ける動作」が心地よいのは触らせてもらったことがあるのでなんとなくですがあの感覚はわかります。
このZIP20では充電ケースの「ふたを開ける動作」にそのエッセンスを組み込んでいる関係で、ジッポライターさながらの「感触」がするのです。ちなみに着想はYOBYBOの社長さんが愛煙家で、日々持っているジッポライターから得たものなんだとか。
発売元もこのデザインを大々的にアピールしており、「オトナのためのワイヤレスイヤホン」という触れ込みで販売しています。
フルメタルの充電ケースは重量感があり、持っていて適度な重さを感じます。
操作性は一般的なTWSと同等といった所だ。高級機のようなファンクションの入れ替えや専用アプリのチューニングはないが、どんな機器でも手軽に使えると思えば悪くはないだろう。
通話も高品質会話が可能となるQualcomm cVc(クリアボイスキャプチャー)8.0に対応しているとのこと。合わせてENCノイズキャンセリング(Environment Noise Cancellation)機能も搭載しているとのことで、通話品質は比較的クリアな印象だ。
※ENCノイズキャンセリングはあくまで通話時にマイクの雑音を低減する機能であって、ANCをはじめとしたアクティブノイズキャンセリングとは別物であることに注意してほしい。
電池持ちはメーカー公称値で6.5時間となっており、充電ケースでは5回分のフル充電が可能となっています。実際に使ってみたところ、大体4時間半ほどの連続利用が可能でした。これでも、1日2時間の利用ならフル充電でも1週間以上は使えることになりますね。
本体はIP54相当の防滴となる。フィットネスジムなどでも安心して利用できると言えます。
惜しいところ
個人的にTWSとしての完成度は高いのですが、惜しいところもいくつか。
ケース背面の認証関連の文字
個人的にデザインを売りにしてる商品ながら、このデカデカ認証ロゴ等を充電ケースに書くのはせっかくのデザインを台無しにしてる感が否めない。
ふつうはここまで気にしないのだが、やはり充電ケース含めたデザインを売りとしている商品である以上はこの辺りは何とかならなかったのかと思うばかりだ。実際、Apple AirPodsは充電ケースの蓋の裏にこれらの情報が書かれており、ぱっと見では目立たない工夫がされている。シックで「カッコよさ」を追求したのは筐体の設計などでわかるが、それが伝わってくる製品なだけに惜しいと感じるところだ。
まとめ 音質とデザインの両方をとりたい方におすすめのTWSイヤホン
率直に思ったのは「このTWSイヤホン。かっこいいな」でした。
サウンドクオリティも高く、aptX対応ながらQualcommの最新チップ搭載で音切れも少なく抑えられている。近年ではより上位のハイレゾストリーミングに対応した機種も出てきてはいるが、まだまだ少数で値段も高いので主戦場はZIP20を含めた1万円クラスのラインと言える。
今回、レビューのZIP20は定価が11,800円と高級感のある本体の割には意外にもお求めやすい値段設定となっております。正直、1.5万円以下でこの音なら断然アリですね。そこそこ音もよくて、電池持ちも十分ですので。
最後に特徴をまとめると
高級感とデザインに重きをおいたTWSイヤホン
10mmダイナミックドライバ搭載でバランスの良いチューニングのサウンド
最新チップセットで音切れの少ない快適リスニングが可能
連続6.5時間の長時間再生とIP54の防水機能を備えるボディ
さて、今回レビューのZIP20は以下の方にお勧めできるTWSイヤホンと思います。
・音質の良いTWSが欲しい
・高級感、所有感の満たされるものが欲しい
【公式】高級感溢れる大人のワイヤレスイヤホン「ZIP20」yobybo-japan.com
それでは